エサで魚とコミュニケーションを取って体調を管理しよう
よっしゃ、じゃあもう買うもんはねえな!
パイセン、大事な物を忘れていますよ!
大事な物?
家族や友達か?
確かに大事ですけど!
違います、魚たちにあげるエサです。
食いモンか。
確かに腹が減ったら死んじまうもんな。
そうです。
なので、エサの種類や選び方を紹介しますよ!
エサをちゃんとあげよう
生き物を飼育する上で大切なことの1つが「食事」です。当然のことながら、生き物は何かしらの栄養分を摂取しなければ死んでしまいます。自然界にいる生き物は微生物や小さな虫や魚、そして水草やコケなどを摂取しているわけですが、アクアリウムではエサをあげなければ死んでしまいます。
エサやりはコミュニケーションの場
犬や猫といったペットと違って、熱帯魚とは触れ合ってコミュニケーションを取ることはできません。魚たちとの唯一とも言えるコミュニケーションの場がエサやりなのです。
エサをあげようとすると、こちらに近寄ってくる姿はなんとも可愛いものです。
エサをやるときには「ちゃんとエサを食べているか」「吐き出したりしていないか」という点を観察して、体調を管理しましょう。
エサの種類や選び方
例えば味噌汁と言っても、「豆腐」「アオサ」「しじみ」「なめこ」などとたくさん種類があるように、生体用のエサにもたくさんの種類があります。そしてその生体合ったエサを与えていなければ、最悪死んでしまうこともあります。
毎日口にするものですから、しっかりとしたエサを選びましょう。
ここがエサのコーナーです。
こんなにあんのかよ!
どうやって選べばいいんだ。
わかりました。
それでは魚のエサの選び方について紹介します!
海水用か淡水用か
アクアリウムは海水か淡水のどちらかの水で生体を飼育します。生体によってそれぞれの環境で食べる物も変わってきますし、淡水魚用の生体に海水魚用のエサを与えてもよくありません。まずはそのエサが海水用なのか淡水用なのかをわかっておきましょう。
エサの大きさや
生体の大きさによって与えるエサの大きさや形状を変える必要があります。大きな魚だと小さなエサを食べることができますが、小さな魚は大きなエサを食べられません。生体の大きさに見合ったエサを選びましょう。
沈下性、浮上性
エサの種類によって、沈下性のものと浮上性のものと2種類あります。多くの生体を一度に飼育する場合、水槽の上層と下層にいる品種が分かれてしまいます。住む場所によって違う品種にエサを食べさせるためには、沈下性と浮上性の2種類のエサを与えたり、粒の大きさの違うエサを与える必要があります。
顆粒状とフレーク状の違い
エサの種類には顆粒状のものと、フレーク状の物があります。みなさんがこれまでに見たことがある魚用のエサといえば、大体が顆粒状の物だと思います。
顆粒状のエサは、栄養価が高く、水を汚しにくいうのがメリットなのですが、デメリットとしては、生体がエサを消化しにくいという点です。
フレーク状のエサは生体が消化しやすいというメリットがありますが、エサが大きいため小さなサイズの熱帯魚は食べることができません。なので、指でつぶして与えるなどの手間がかかることがデメリットです。
原材料
エサに含まれる原材料もエサ選びの1つのポイントです。生体が毎日口にするものですから、添加物の有無や、消化の良さなどを見て選びましょう。
特に金魚は、食べる物で体の色が変わるという生態があります。というのも金魚の赤色は自分では作ることができないので、カロチノイドなどの色素を含んだエサを摂取しなければ、赤色がどんどん薄くなっていくので金魚用のエサを与えましょう。
水を汚しにくいタイプ
赤虫や生きた魚などのエサは水槽を汚しやすいです。冷凍赤虫だと解凍させたときにドリップの液が出ますし、生体から排出される糞や尿からアンモニアがよく出て、水が汚れやすくなります。
人工餌の場合、納豆菌や乳酸菌などの菌をバランス良く配合することで、水の汚れを抑えることができます。
食いつきの良い赤虫などのエサと、水が汚れにくい人工エサと、生体の体調などを見てバランスよく与えましょう。
変わったエサ
変わったエサの種類もあります。ブラインシュリンプ卵と言って、塩水で卵から魚に孵化させてから食べさせるエサがあります。このようなエサは稚魚の育成のために与えます。稚魚によっては固形のエサを食べない品種があるので、このようなエサが必要なのです。
なるほどよくわかった。
ここがベタのエサ売り場か。
えっ、ベタだけでもこれだけあんのかよ。
そうなんです!迷いますよね。
そういうときは、「人に聞いてみる」というのが一番です。
特に店員さんは自分で飼っている場合が多いですし、「売れている商品」もよく知っています。
わかった。
聞いてみるよ。
外出、外泊時などに便利なエサやり方法?
今度家族で旅行に行くんだけど、そういう時はエサはどうすりゃいいんだ?
そうなんですね!
家族の仲がいいんですね。
うるせー!
確かに社会人の1人暮らしをしている人で、急な出張などのためにエサやりができないときがあります。
そのような人のために3日間分のエサが与えられるものがあります。
そんないいもんがあんのか。
旅行や急な外泊などで、数日間家を開けることは誰にでもよくあり、ペットの飼育にはつきものの問題です。アクアリウムの場合、犬や猫などと違って親や近所の人などに気軽に預けられないのも飼育の難しいところです。
3日間餌をあげなくてよいフード
でもそのような場合に備えて、3日間餌を与えなくてよい商品が発売されています。イトスイというメーカーから出されている「3日間フード」という商品は、餌をボール状に丸めて作られていて、少しずつ溶けながらエサを与えてくれるというもので、3日間エサやりをしなくても大丈夫なのです。
エサ内容物に赤虫や糸ミミズなどが含まれており、食いつきもよいです。ただ食べ残しのエサなどが残ることがありますので、家に帰ってきたら掃除をしましょう。
自動でエサやりをしてくれる機械もある
3日フードなどの留守番フードは、どうしても普段与えているエサと違うものを与えることになるので、敬遠する人もいます。そのような人のために、自動で餌を与えてくれるフードタイマーが発売されています。例えばこちらのニッソーというメーカーから出ているものは、一度セットすると毎日同じ時刻に、同じ量のエサを水槽に与えてくれます。
通常熱帯魚の飼育であれば、1日3回エサを与えれば良いですが、この商品は1日5回まで可能で、タンクに入れたエサがなくなるまで、エサを与え続けてくれます。
なるほどな~
これで外出も安心ってわけか。
そういうことです!
他にも、水を自動で足してくれる商品なんていうのもありますよ!
まじかよ!
じゃあもう、1か月くらい面倒見なくても大丈夫そうだな。
いやいやダメですよ。
基本的にはちゃんと自分でエサをあげて、毎日コミュニケーションをとってくださいね。
これらの商品は旅行などのときに、仕方がなく使用するものだと思って下さい。
わかったよ。
じゃあ旅行に備えて買っておくわ。
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