底砂と水を入れて実際に水槽を立ち上げてみよう
~パイセンの自宅にお邪魔したコウハイ~
へ~パイセンの家って結構きれいなんですね。
まあな、最近建て直したばっかだから結構新しいんだ。
いやそんなことはどうでもいいだろ。
水槽の立ち上げ方を教えてくれよ。
そうでしたね、わかりました!
それでは本日は待ちに待った水槽の立ち上げ方を紹介しますよ!
水槽を立ち上げてみよう
生体や水槽に立ち上げに必要なものは全て揃ったので、パイセンと一緒に実際に水槽を立ち上げてみましょう。実は水槽の立ち上げ、つまり水作りには1週間の時間が必要となります。
焦っても何も良い結果は生まれません。慌てず、急がず、水を作って行きましょう。
水槽を水洗いする
ではパイセン、まずは水槽を洗いましょう。
え?水槽って新品だろ?
洗う必要ねえじゃん。
いえいえ、新品の水槽でも、お店に置かれているときに、隙間からホコリや汚れが入っていることがあります。
必ず水槽は洗いましょう。
へ~
まずは水槽を洗いましょう。人からもらった水槽はもちろん、買ってきた水槽でも必ず洗うようにしましょう。
そして洗うときは洗剤を使わず、必ず水で洗いましょう。洗剤などは生体にとって良くない成分が含まれていることがありますので、必ず水で洗いましょう。
洗う場所は外でもよいですが、汚れがついたりしやすいのでお風呂場がオススメです。
水槽を丈夫な場所に置く
洗えたぜ。
それでは、次は水槽を置きます。
水槽はなるべく直射日光の当たらない場所にしましょう。
うちの家は玄関しか置くとこがねえって言われたわ。
そうですか。
玄関は少し日光が入ってきますが、太陽光が直接当たらなければ大丈夫です。
うちは日当たりがあんまよくねえから、玄関で大丈夫だな。
そして、丈夫な台の上に置きましょう。
水槽は意外に重くなりますから、しっかりとした丈夫な台の上におきましょう。
下駄箱の上なら大丈夫かな。
下駄箱はしっかりしていますから大丈夫ですよ!
じゃあここに置きましょう!
底砂を入れる
それでは次に底砂を入れます。
パイセンのはソイルでしたね。
そうだな、これだったな。
水槽を設置したら水槽に底砂を入れましょう。
ただ砂利などの場合は汚れなどがついているので、しっかりと洗ってから入れましょう。洗うといっても洗剤は使わずに、水で洗ってください。汚れやニゴリがとれるまでよく洗いましょう。
ソイルの場合洗う必要はありません。ソイルは土を焼き固めたものなので、洗うとボロボロになって形が崩れてしまいます。ソイルはそのまま入れましょう。
底砂の量ですが、通常3センチくらいで十分ですが、水草水槽を作るのなら水草が根を張るため少し多めの4センチから5センチくらいの高さの量を入れましょう。
こんなもんか。
そうですね。
あまったソイルは捨てずにとっておきましょう。
底砂交換をするときに使えますよ!
なるほど。
流木、石などのレイアウトを設置する
底砂を入れ終われば、次は流木や石などを入れてレイアウトを組みましょう。流木は見た目がとてもかっこよく、自然を再現できますが、アクアリウムの大敵である「アク」と呼ばれる黒く濁った液体が発生します。流木は「アク抜き」という事前作業が必要になります。
俺は流木なんて買ってねえぜ。
流木はレイアウトの1つなので必ず入れるものではありません。
入れていない人もたくさんいますし、後からでも入れられますから大丈夫です。
ふーん。
じゃあ気が向いたら入れるわ。
フィルターやエアーポンプ、ヒーターなどを設置する
次にフィルターやヒーターなどを取り付けます。
フィルターってこれだな。
おお、どんどん水槽らしくなってきたな。
そうですね!
いい感じです。
ヒーターって水を温めなきゃいけねえのか。
熱帯魚の場合、日本の冬は寒すぎるのです。
熱帯魚の最適な温度は26度くらいです。夏場は常温でこの温度に達しますのでヒーターは必要ありませんが、冬場はどうしても水温が低くなって、熱帯魚には過ごしにくい環境になり最悪死んでしまいます。寒い時期にアクアリウムを始める人は必ずヒーターも取り付けましょう。
そしてまだこの時点では全ての電源を切っておいて下さい。
水を入れる
そして次に水を入れていきます。
水を入れるときに気を付けてほしいのは、底砂が舞わないようにすることです。
水を入れるときに、どうしても水の勢いで底砂が舞ってしまいます。ゆっくりと入れられるとよいのですが、入れ始めはどうしても舞いやすいです。
そこで、深めのお皿などを逆さにして底砂の上に置いて、緩衝材の役割にする方法があります。そのお皿を狙って水を入れるようにすれば水が舞いにくいのです。
手元に適当なお皿などがない人は、水槽の壁を伝うようにゆっくりと水を入れていきましょう。
ちまちまやんのも、めんどくせ~な~
俺はザバっと入れるぜ!
ああ!
パイセンだめです!
ほら~言ったじゃないですか。
もう。
水が真っ黒ですよ。
うえ~
いけると思ったんだけどな~
ちゃんと言うことを聞いてくださいね。
こういうときは水を全て抜いてやり直します。
水を抜くときは、掃除用のポンプを使って下さいね。
わかった。。
次はちゃんとやるよ。。。
フィルターやヒーターの電源を入れる
水が入りましたね。
そしたら次はフィルターやヒーターの電源を入れます。
おー、ついにフィルターが動き出すんだな。
いい感じじゃねえか。
どんどん水がきれいになっていくな。
緩衝材を入れて水を入れても、若干水は黒く濁ります。
でもフィルターを入れて水を回していると、どんどんとキレイになっていきます。
カルキ抜き剤を水槽に入れる。
次にカルキ抜き剤を水槽に入れます。
パイセンの水槽6点セットに入っていますよ。
ああ、これか。
これは絶対いれなくちゃいけねえのか?
水道水にはカルキという消毒成分が含まれています。人体には影響のないレベルなのですが、熱帯魚などの生体にとっては、有害になる量が含まれています。カルキが入っているとバクテリアも繁殖しません。水道水を入れるときはまず最初にカルキ抜きを行う必要があります。カルキはバケツなどに水を汲んでおけば1日で抜けますが、パイセンの30センチと小さめの水槽でも13リットルの水が必要になり、汲み置いて置くのは難しいです。
なので、水槽の立ち上げ初日から水づくりをしていく場合はカルキ抜き剤を使いましょう。
さらに栄養系ソイルを使用する場合、立ち上げ当初に「白ニゴリ」が発生することが多いので、白ニゴリを抑える成分が配合されたカルキ抜き剤を使用した方が良いのです。
バクテリアを入れる
そして水づくりで一番大切と言っても過言ではないのが、バクテリアです。
ここでバクテリアなのか。
カルキを抜いた後は、バクテリアを入れます。
規定の量が説明書きに書いてあると思います。
これか。
パイセンが買ったBioスコールなら、30センチ水槽で1日キャップ1杯を1週間入れ続けてください。
1週間も入れ続けんのか。
そうです。
今は、バクテリアを飼っていると思ってください。
なるほどな~
バクテリアは生物ろ過をする上で絶対に必要なものです。
この手間を省いてはいけませんよ!
水草を入れているのなら、ライトも点灯させる
水草の設置は急ぐ必要はありませんが、この時点で水草を買った人は水草も中に入れましょう。オススメは「わび草」という置くだけで設置ができるタイプのものです。
手間が面倒な人は、水草が上に伸びにくい品種を使いましょう。
立ち上げから水草を植えた人は、昼間はライトを点灯させましょう。
一週間後に水が完成する
そしてあとは1週間待つだけです。
その間、フィルターやヒーターの電源は切らないようにしてくださいね。
なるほど、じゃあこれを1週間やればいいんだな。
そうです。
頑張ってくださいね!
わかった。
ありがとうよ。
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