水槽に底砂は必ず入れよう!自然環境に近づけるためのポイント
よっしゃ、じゃあ水槽も決まったし、あとは魚と水を入れておしまいだな。
パイセン何言ってるんですか!
えっ?
底砂を入れないといけませんよ!
底砂?水槽に砂入れんのか?
そうです。
え~。
砂なんて入れたら掃除とか面倒くさそうじゃん。
それに俺は何も入ってない水槽が一番カッコいいと思うんだけどな~
確かに砂を入れたら掃除はやりにくくなりますね。
そして何も入れない方がカッコいいという人もいるでしょう。
だろ~
わかってんじゃねえか~
でもねパイセン!
砂を入れることによって、たくさんのメリットが生まれるんですよ!!
へ~
(こいつ、回を増すごとに生き生きしてきてるな~)
底砂を入れた方が良い理由
忙しくて魚に世話を掛けられないときに「底砂を入れずに魚を飼ってみよう」と思うことがあります。確かに底砂を入れずに熱帯魚を飼うこともできますし、実際に飼っている人もいます。しかし「できるだけ自然の環境に近づけてあげる」ということを実現するためには底砂は絶対に必要ですし、生体を長生きさせることにつながるのです。
こちらが水槽に底砂を入れるメリットです。
① バクテリアが発生する
② pHの調整ができる
③ 生体の目を保護できる
④ 水草を成長させることができる
順番に説明します。
メリット1 バクテリアが発生する
底砂を入れる一番の理由は、バクテリアが棲みやすくなるということですね。
バクテリア?
バクテリアってちっちぇ生き物だろ?
聞いたことあるけど、あんまりきれいなイメージはないな~
水槽に底砂を入れる最大のメリットは底砂がバクテリアの棲家になることです。バクテリアは細菌の一種ですが、バクテリアという言葉を聞くとあまり良くない印象を受けるかもしれません。しかし、自然の水の中には必ずバクテリアが存在していますし、とても重要な存在です。
バクテリアには水質の浄化作用がある

そのバクテリアがいないと良くない理由は何なんだ?
バクテリアには、水質の浄化作用があるんです。
熱帯魚は糞はもちろんのこと、尿も排泄しています。その時、水の中にはアンモニアが溶け出し水質がアルカリ性に傾きますが、バクテリアはアンモニアを分解する能力を持っています。
水質を浄化する作用があると言っても、流石に水換えをしなくて済むほどの能力があるわけではないですが、バクテリアがいないよりもいる方が圧倒的に魚の住みよい環境になります。熱帯魚にとってのバクテリアというのは人間で例えると、とても性能の良い空気清浄機と言ったところでしょうか。
バクテリアは小さい穴を好んで棲み着く
でも水をぐるぐる回しておけば、たくさん発生するんじゃねえの?
バクテリアは小さな穴がたくさん空いた場所に棲み着く性質がありますので、水槽の中で水を循環させてもバクテリアは繁殖しにくいんです。
水槽のガラスはツルツルしていて棲みにくいですし、ろ過機のフィルターにも多少は棲みますが、小さすぎて大量のバクテリアは繁殖しません。
なるほど、じゃあ砂だったら住みやすいってことか。
そうです。
砂も色んな種類がありますが、最初からバクテリアが付着している砂なども売っているんですよ。
なるほどな~
メリット2 pHの調整ができる

小学校のころ理科の授業でリトマス試験紙を使って実験をしたのを覚えてますか?
あ~うろ覚えだけど覚えてるよ。
石鹸水とか、レモン汁に紙をつけると色が変わったやつだよな。
そうです、それです!
液体というのは酸性、中性、アルカリ性に分類されます。そしてそれを測定するときにpH値というものを測定します。最近はこのpH値も化粧品やシャンプーなどの売り文句で使われることもあり、耳にする機会も多いと思います。pH値は7という数字を基準にしていて、7であれば中性です。7より値が大きくなればアルカリ性、少なくなれば酸性ということになります。
生体の住む環境に近づけられる
これまでのお話の中で、生き物を飼うときはできるだけ自然の環境に近づけてあげることが大切だと伝えてきました。底砂にも数多くの種類がありますが、底砂の種類によって、水質をアルカリ性や酸性へと調整することができます。
しかし、多くの生体は中性の水質で生息できますし、日本の水道水は中性になるように調整されていて、最初から生体の育成にかなり適した水になっています。なので、pH値に関してはそれほど神経質になる必要はありませんが、例えば海水に使用するサンゴ砂などは大きくアルカリ性に傾きますので、間違って入れると生体が全滅するおそれがあります。なので底砂の種類によって、酸性やアルカリ性に傾くということは知識として覚えておきましょう。
メリット3 生体の目を保護できる

パイセン、スキー場に行ったことありますか?
スキー?
てめー舐めんなよ。
あるに決まってるじゃねえか。
(ボーゲンでしか滑れねえけど。)
その時って目にゴーグルしてました?
そらそうだろ。
晴れたスキー場は雪からの照り返しがすごくて、ゴーグルなしには滑れないくらい眩しかったからよ。
そうなんです。
それは熱帯魚も一緒なんです。
アクアリウムを自宅でする場合、大半の人はガラスの水槽で生体を飼います。もちろん水槽の底面もガラスなので、光をよく反射します。アクアリウムでは鑑賞のために水槽の上から光を当てるので、そうすると底面のガラスがスキー場の雪のように光を反射します。光の照り返しによって熱帯魚はかなり眩しく感じてしまい、落ち着くことができません。
自然の中でも太陽光がありますが、太陽光は地面の砂に吸収されて反射することはありません。そのような意味でもやはり底砂を敷くことで自然の環境に近づけられるのです。
メリット4 水草を成長させることができる

底砂を入れること自体のメリットではないですが、水草を育てることができます。
水草って水の中で育つ草があんのかよ?
そうなんです。
草というのは陸上で育つ品種が多いですが、水の中で育つ品種を水草と言っています。
底砂を入れて水草を植えると、見た目的にも自然に近づき、アクアリウムとして完成します。
アクアリウムをする上で水草はベターな存在ですね。
あ~、ベタって前回言ってたヒレの長い熱帯魚ね。
それはベタです!
水草を入れた方が良いってことですね。
あ~、そういうことね。
(めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねえか。)
デメリット 掃除の手間や費用がかかる

反対に底砂を入れることによって、少なからずデメリットが発生します。1つは冒頭でお話している、掃除をする手間が増えるということです。底砂の間に餌のカスや糞の欠片が入り込み、ろ過器では取れなくなります。エビや貝などを一緒に飼って、汚れを食べてもらってキレイにする方法もありますが、やはり溜まってしまいます。
そして底砂自体の購入費が掛かってしまいます。底砂は2年くらい持ちますし、30リットル水槽なら1回分500円くらいなので、それほど費用はかかりません。しかしたくさんの水槽で同時に飼うのであれば費用が重なってしまいます。
なるほどよくわかった。
じゃあ水槽に砂を入れるよ。
んで俺はどの砂を買えばいいんだ?
わかりました。
では次回は底砂の種類や選び方について説明します!
頼んだぜ~
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