水槽に入れる底砂の種類を知って用途に合った底砂を選ぼう
〜熱帯魚店にて水槽に入れる底砂を選ぶパイセンとコウハイ〜
熱帯魚屋って本当にいろんなものが売ってるんだな〜
そうなんですよ!
何回来ても飽きないですし、ワクワクしてきますね!
確かに。
それはそうと、前の話の続きを教えてくれよ。
え?
ああ、すみません、そうでしたね!
アンパンマンだけがご飯を食べるシーンが無いのはなんでかなって話でしたっけ?
そうそう、言われてみれば確かにアンパンマンだけご飯を食べね〜んだよな〜
なんでだろうな〜
、、、って、いや違うだろ!
なんだよその豆知識!
水槽に入れる砂の話しだろ!
すみません、そうでした!
では今回は、たくさんある底砂の種類や底砂の選び方について紹介します!
頼むぜ〜
底砂にはたくさん種類がある
前回の記事で底砂を入れるとたくさんバクテリアが発生して、水槽の環境が良くなると紹介しました。
そこで今回は実際に底砂の購入を検討している人のために、底砂の種類や選び方について具体的に紹介したいと思います。底砂には沢山の種類があり、用途などによって選び方が異なります。
ここが砂が売ってるコーナーか。
えっ何だこれ!
めちゃくちゃ種類があるじゃねえか!
これ全部砂か?!
そうなんです!
一言で底砂と言っても色や形など本当に様々で、たくさんの種類があるんです。
うわ、これなんて、めちゃくちゃカラフルじゃねえか。
それはゼオライトという砂ですね。
ゼオライトは色々な色があって、それはカラフルになるように商品化されたものです。
へーそうなんだ。
底砂は大きく3種類に分けられる
底砂として使われる砂の種類は大きく3種類に分類されます。
その3種類は次のものです。
① 天然の砂や石をそのまま使用したり加工したもの
② サンゴなどの生物を加工したもの
③ ガラスなどの人工物を加工したもの
1つずつ説明します。
① 天然の砂や石などからできたもの
底砂の中でメジャーで、一番使用されている種類です。様々な種類があり、川や海の砂利を採取して、そのまま使用されるものもあります。
さきほど紹介した、「ゼオライト」は天然鉱物を砕いて加工したものですし、「ソイル」という黒ぼく土を焼き固めて加工したものもあります。他にはメダカの飼育に特化した砂利や、「田砂」「桂砂」「礫」など、たくさんの種類があります。天然の鉱物や砂利、土壌から採取したものなので、水の中に入れても安心で、バクテリアが発生しやすく水質が安定しやすいのが特徴です。
② サンゴなどの生物を加工したもの
サンゴ砂はその名のとおりサンゴを砕いて砂状にした底砂です。海水を使用したアクアリウムに使われることが多いですが、水質が大きくアルカリ性に傾くので、水草の育成には不向きです。サンゴ砂は非常に癖の強い底砂ですが、真っ白な超極細パウダーは白い砂浜を彷彿とさせるとても美しい底砂です。
③ ガラスなどの加工物
こちらも名前のとおりガラスを加工したものです。ガラスの特性を生かして様々な加工が可能で、色も自由自在です。おはじきなどを入れる場合もこれに当たります。掃除が簡単で繰り返し何度でも使えますが、小さい穴に棲み着くバクテリアの性質から、バクテリアが繁殖しにくいのが特徴です。そして水草の育成に非常に不向きなので、アクアリウムのアクセントとして使う人が多いです。
なるほど、よくわかった。
てことは天然の砂がいいってことか?
そうですね!
天然由来の底砂は、安心でリスクが少ないのが特徴です。
安心な物を使うというのは、生き物を育てる上で非常に大切なことです。
その中だったら、どれを使ってもいいのか?
いえ、実はそういうわけではありません。
用途に合った底砂の選び方
初心者の方には天然の石や砂を採取、加工した底砂がオススメだとお話ししました。しかし底砂にはたくさんの種類があり、どの底砂にすれば良いのか非常に悩ましいところです。そこで底砂の選び方について解説させていただきます。
まず底砂を選ぶときに基準にしてもらいたいのが次の3つの項目です。
① 水槽全体のデザイン
② 魚が好む水質
③ 魚の大きさや生息の仕方
順番に説明します。
① 水槽全体のデザイン
アクアリウムを楽しむ上で欠かせないのが、観賞用として見た目の美しさにこだわることです。どのようなデザインにするかは人によって異なりますが、まず水槽を立ち上げるときには、自分がどのようなアクアリウムを作って行きたいかを底砂を入れる前に考える必要があります。
例えば下の写真のようなアクアリウムであれば、ソイルを底一面に敷き、水草をたくさん植えて自然の環境を再現しています。
このようなアクアリウムは「水草水槽」と呼ばれるもので、水草の緑が見ている人の目を奪う、とても美しいデザインです。他には、水槽に大きめの砂利を敷き詰めて小さな川を作ったりして、日本の清流を再現するアクアリウムなどもあります。
② 魚が好む水質
こちらも前回のお話で紹介しましたが、水槽に入れる底砂によってpH値が変化します。pH値というのは、その水質が酸性かアルカリ性かどちらに傾いていいるのかを判断するものです。飼育しようと思っている魚が、どの水質が好みであるのかを事前に調べておきましょう。
しかしこれも以前お話しましたが、pH値についてはそこまで神経質になる必要はありません。観賞魚と呼ばれて売られている生体は、完璧ではないpH値であっても基本的に元気に生息できます。メダカや金魚であれば、専用の底砂も売られていますので選びやすいです。
③ 魚の大きさや生息の仕方
最後に魚の大きさや、その魚の生息の仕方を考える必要があります。ソイルという黒ぼく土を焼き固めた底砂の場合、砂が巻き上がったときに水が黒く濁ってしまいます。なので底砂を巻き上げてしまうくらいの10センチから50センチくらいの中型から大型の魚や、ドジョウやナマズと言った底砂に潜り込むような生体の場合、ソイルを巻き上げてしまって、水が黒く濁ってしまいます。
なるほど、じゃあ俺はどの底砂を買えばいいんだ?
そうですね、パイセンにオススメなのは、、、
あ、パイセンすみません!
本日も時間が来てしまいました。
しかたね~な~
ということで次回、パイセンにオススメの底砂について紹介させてもらいます!
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